透明で鮮明~神宮寺勇太くんについて思う事~

神宮寺勇太くんについて思う事をつらつらと綴ってます。

神宮寺くんの演技④~アドリブ(力)と柔軟性~ 

1つ前の記事で書き足りないことがあったので、また来ました。

 

前記事で、神宮寺くんの俳優としてのタイプを理論タイプの方に入れはしたけど、頭だけで芝居をしてるという意味ではなく、心、感性も働かせていると思う。

 

世の俳優さん、100%脳だけ、100%心だけ使ってるってわけではなくて、7対3だったり2対8だったり、それぞれの割合でやっていってると思う。

但しその中で、脳の働きの要素が強い人は理論タイプ、感性の要素が強い人は感性タイプと大まかに分かれるのだろうな。

 

面倒な話はここまでにして、本題に入るね。

 

神宮寺くんの演技見てると、最初は頭で役を構築していくのかもしれないけど、現場の雰囲気に合わせて柔軟に対応することが出来る、アドリブ(力)も持ち合わせていると感じる。

 

過去記事「ジングーラに至るまで」でも書いたけど、koi-wazuraiの特典映像の即興劇では、その神宮寺くんの特性がよく表れている。

味の濃いキャラでありながら、やみくもにベラベラしゃべるのではなく、周りの様子を見て、他メンのターンだと感じたら気配を消している(細かいパントマイムは続けてるけど)。

アドリブ劇だから、どうしても間があく時が生じちゃうんだよ。

だけどその間をさっと埋めるように、絶妙なタイミングで入ってくる。

出し引きが達者だと思う。

 

なりきり力と、役に入るスイッチの速さもすごい。

じぐざわるいとか、今自分にスポットが当たってない時でも、素に戻らずじぐざわるいとしての動作を続けている。

 

FC動画の馬(バイク)さんとか、豆乳(ミルク)さんとかも、いきなり役に入り込んでて、スイッチング早!って思ったよ。

 

これらの特性が割とファン向けのみにしか発揮されてないような気がして、もっと世間に知ってほしい、コント番組のLIFEに出てほしいって願っていたんだよ。

 

神宮寺くんのアドリブ力、柔軟性が生来の才能なのか、経験により培われたものなのかはわからないけど、もしこのまま眠らせてしまうことになったら、もったいない。

しみったれでごめんだけど、前記事では「待たない」って強がりいっちゃったけど、しばらく先でもいいから、いつか演技の世界に戻って来て欲しい。

個人的願望です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神宮寺くんの演技③ ~退所の件も絡めて~

今回の件、本当に驚いた。

そしてまず、「もう神宮寺くんの演技見られないかも」って不安が浮かんだ。

 

まあ退所するとは言え、まだ在職中の身、事務所の手前、次の行き先が決まっていたとしても、明言することは出来ないだろうな。

にしても、きしひらに比べて、不透明感の濃い発言だったから、神宮寺担さんの多くが気を揉んでるのはわかる。

 

ところで、私がずっと思ってたのは、神宮寺くんの演技って松坂桃李くんの演技と似てるなってこと。

ビジュアルが似てるからそれに引っ張られてるのかもだけど、手法とかが似てるような気がする。

 

桃李くんを全作品追ってるわけでなく、見れるものだけみるくらいのライトファンだから、ディープなファンの方からすると、的外れなことを言ってるかもしれない。

 

俳優さんって感性タイプと理論タイプに分かれるって、聞いたことがある。

でね、私、昔は、理論タイプの人は感性タイプの人に敵わないって思ってたの。

感性タイプの人は脳を通らずに、心で台本を読んでそのまま心でセリフを言うシステムだろうから、通路が短いし早いしで、理論派の人より有利だなって思ってた。

偏見だったよね。

 

桃李くんは理論派の性質が濃いなって感じ。

感性もゼロではないけど、%では理論よりなのかなって印象。

 

デビュー当時は好青年の役が続いたけど、ある時期からいろんなタイプの役に貪欲に挑戦して、日本アカデミー賞の最優秀をとるまでになった。

桃李くんの活躍を見て、理論派と感性派に優劣はないんだなって見解に変わったよ。

 

話を神宮寺くんに戻すと、確か、受付のジョーの雑誌プロモーションの時期のAERAで「演技仕事に入る時、必ず読む演技の本がある。」って言ってて、やっぱり理論派だなって思った。

FC動画の紙飛行機の回でも、一人だけマニュアル熟読だったもんね。

 

取り組み方は理論的だけど、仕上げた演技は自然で役そのもの。

全然違うタイプのキャラをしっかり演じ分けられてるし、それぞれに神宮寺勇太の要素が入ってない感じ。

ジョーは神宮寺くんへの当て書きっぽいけど、城拓海として成立してる。

 

だから「孤狼の血」みたいに、普通の青年がアウトローな男に変化していくような演技を見てみたい。

 

過去発言思い返してみると、神宮寺くん演技仕事も好きだと感じる。

「年に何回か演技やりたい」「40歳くらいになっても演技の仕事続けられていたらいいな」

 

只、今は優先順位が彼の中で低いのか、もしくは今の精神的苦痛から芸能の仕事そのもにやる気を失った状態なのか、はたまた事務所の手前、今は今後の展望を言えないだけなのか。

 

本心が全く分からないから、今は私、演技仕事は待たないよ。

歌、ダンス、もしくは芸能以外の仕事、神宮寺くんが本当にやってみたいことを応援する。

でももし将来気が向いて、演技仕事再開することになったら、私は嬉しいな。

 

「葵上」「弱法師」感想

2021年11月11日神宮寺勇太主演舞台「葵上」「弱法師」を観に行きました。

あれから1ヶ月近く経っていて記憶が薄れてしまっている所があるかもしれないです。

それに私自身が感じた第一印象を大事にしたかったから他の方のレポをあまり見ないようにしていたので、これから書く私の感想はいささか内容不足かもしれませんが、よろしかったらお読み下さい。

(もう書き終わったから、晴れて他の方のレポ読ませていただきます)

 

 

1.葵上

冒頭の看護師さんとの会話、そして康子さんとの会話も最初のうちは余裕のある大人の男感を出していたけど、徐々に康子に翻弄され、青さ幼さが露呈してくる光の様を見事に演じていたと思います。

 

観劇前に予習として原作を読んだ時の、私の光への印象は一貫して冷徹な大人っていう印象だったんだけど、舞台を見ると光の心理の移り変わりを感じて、「あれっ私の読み違い?」と、もう一度読み返してみました。

確かに光が主導してるようだけど、実は康子の方が一枚上手で光をもてあそんでいるともとれる・・・。

 

字面だけだったのが、舞台上で人が演ずることで細部まで世界観が見えやすくなるんだなと実感。

演出家さんによって、もしかしたら解釈が違ってくるものなのかも知れませんが、私にとっては宮田さんの演出しっくり来たなあ。

 

光、初めの頃は低めの大人っぽい声の出し方、そして相手より自分が優越してるかのような態度だったのに、徐々に康子と付き合っていた時の若い少年チックな声、物言いに変化していった気がします。

ヨットのシーンなんか、素直に航海を楽しむ無邪気ささえ感じたもん。

 

ミポリン、私と同世代なので(私のが2つ上ですが)アイドル時代の歌もドラマもリアタイしていて、ファンでした。

だけど今回改めて、声の美しさに気づきました。

昔の声も鼻にかかったcuteな声で大好きだったけど、たぶん年齢を重ねてまろやかさと品がプラスされたんだと思うんです。

 

康子の自分勝手な言動も、美穂さんから発せられると下品で薄っぺらい感じがしない。

良家夫人という物質的な豊かさがベースにある、余裕と品の良さ。

そして自らの老いを卑下しながらも、それを武器に変えるしたたかさ。

生霊を飛ばすほど光に執着する、業の深さ。

それらが説得力をもって伝わってきて、何なら共感しちゃうくらいです。

 

看護師役の佐藤みゆきさん、早口でまくし立ててるのに、リズム感が良くて聞き取りやすかったです。最近は「モネ」にも出てたよね。達者な女優さんですね。

葵役の金井菜々さん、病の床で寝ているか、うめき声を出しているシーンがほとんどでしたが、夫に愛されてない哀しさが、儚げなビジュアルとマッチして存在感がありました。

 

2.弱法師

冒頭の生みの親夫妻と育ての親夫妻のやりとり、大真面目に対決してるのに、どこか滑稽。

篠塚勝さん木村靖司さん加藤忍さん渋谷はるかさん、経歴見るとみなさん経験豊か。

余裕と重厚感のある演技のおかげで、私に残っていた葵上の空気を消し去り、弱法師の世界に切り替えて頂けました。

 

親だけの話し合いの後、いよいよ俊徳登場。

仕立ての良いスーツに身を包み、ぱっと見、光に似てるけど、サングラスをかけ、前髪をはらりと横に垂らしているので俊徳になっていました。

表情作りに重要な目をサングラスで覆われた状態での演技、難しいと思うんだけど、頬と口元の動きで、大人たちを小馬鹿にしている表情がしっかりわかりました。

 

そして光の、優越感がベースとなる上から目線演技とは違うんだよね。

俊徳の物言いも上から目線だけど、何か子どもがわがまま言って大人の愛情を試してるような感じがする。

俊徳は自信過剰と自信なさすぎが共存している人物だと、私は解釈しました。

 

そしてあの5分間の長ぜりふ、ここからは驚きの連続。

まずセリフの直前にサングラスをパッと外すんだけど、その瞬間に見えた目に、思わず息を吞んだわ。

私の周りのお客さんの「ファっ⁉」っていう息を吞む音も聞こえたもん。

声を出すわけにはいかないから・・・とはいえ、あまりの驚きに息は漏れちゃいますよ。

 

語弊のある不快な表現だったら申し訳ないのですが、目の形が盲目の方特有の形になっていたのです。

奥目っていうのかな、目の周りの筋肉が奥に下がっている感じ。

瞳の位置や動かし方も、盲人の方にかなり近かった印象。

 

今までいろんな俳優さんの盲人役の演技を色々見てきたけど、神宮寺くんが一番リアルに近かったように思います(勝手な私感ですみません)。

単に相手から視線を外すだけではなく、目の形、瞳の位置まで変えてしまう役者魂に凄みを感じました。

あれはメイクではないように、私には見えたな。

ご自分で筋肉の動きをコントロールしてるように見えたんだけど・・・。

ありがたいことに4列目真ん中へんで、お顔が割と見やすい席だったから。

これだけ延々と力説して来て、もしメイクだったらすみません(笑)

 

その後に続く一人語りも圧巻。

神宮寺勇太の演技力にもう降参ですよ。

演技というよりもはや俊徳くんだった。

だから俊徳が錯乱していく様を見て、怖さなのか不憫さなのか何だかわからない涙が私から出たよ。

顔を赤くして、額に大量の汗をかいて、激昂している俊徳の姿を目の当たりにして、こちらの心もぐしゃぐしゃにシェイクされちゃったよ。

 

級子役、美穂さんの品のよい声がより活きた役だったと思います。

知的な常識人って感じで。

 

3.おわりに

カーテンコールの神宮寺くんは憑き物が落ちたかのようにスッキリした、いつもの佇まい。

優しさと誠実さと人の良さしかにじみ出てこない、国彼スマイルでした。

 

キンプるの未来人や透明人間の時も思ったんだけど、スイッチの切り替えの速さがすごいし、役になってる時と素の時の落差もすごい。

現実離れした世界に一瞬のうちに入っていけて、いざその役になり切ったら、一切本人を出さない「没入力」、これは役者としての強力な武器だと思います。

 

今回の舞台は、神宮寺くんの持つ演技の才能をさらにステップアップさせたものになったと思います。

この高い壁を越えた、その次の姿が見たいよ。

役者神宮寺勇太の力が発揮できる機会が、これからもありますように。

 

きり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神宮寺くんの演技 ② 准教授・高槻彰良の推察

今週日曜日、遂に「准教授・高槻彰良の推察」が最終回を迎えました。

本記事では、そこで深町尚哉役を演じた神宮寺くんの演技について、感想を書きたいと思います。

 

以前の記事「神宮寺くんの演技①jr時代~2020年」で書いたように、私は「部活好きじゃなきゃダメですか?」から神宮寺くんに堕ちた者で、お仕事の中でも俳優としての活動に、特に興味を持っていました。

だから、このドラマの知らせを聞いた時、本当にうれしかったよ。

 

そして迎えたseason1の初回。

あまりの演技の安定感に驚愕しちゃった。

いや、もちろん過去のドラマを見てきて、光るものを感じたから、神宮寺沼に堕ちたはずなんだけど、まだまだ私は神宮寺勇太の力をわかってなかったね。

想像以上の安心出来る演技で、ファン意識を忘れて、純粋にドラマそのものを楽しめちゃったもん。

ドリボで2か月間舞台に立ち続けた経験が、演技力を押し上げたのかな?

 

舞台もやっている役者さんの中には、舞台調が抜けきれなくて、芝居が大きく、映像では浮いちゃうなあと感じる役者さんもごくたまーにいる(ごめんなさい、勝手な私感です。そういう役者さんは、演技プランとして敢えて舞台調にしてるかもしれませんよね)。

神宮寺くんは舞台用と映像用の切り替えができてると、私は思いました。

抑えたナチュラルな、映像向けの演技になっていたと感じました。

 

ジャニーズの子って童顔が多いから、いくつになっても、学生役がハマる場合が多いよね。けど、神宮寺くんって童顔ではないよね。時として可愛いらしくなる時もあるけどさ。見た目的には年相応って印象だったので、18才大丈夫?って心配だった。

でも、10代の青さ、幼さ、頼りなさが、ちゃんと演技で醸し出せてたよ。

立ち方、仕草、表情、声、喋り方に少年らしさがにじみ出てたと思います。

 

ここで私が、演技センスを感じたシーンを挙げていきますね。

 

① 4話の耳鼻科にて。医師が「膿みを抜く」と言った時、一拍おいて「えっ今ですか?」と聞き返す所。

言われた瞬間ではなく、一拍おいた絶妙な間での一言が、人間臭くてリアルで良かった。

実際の日常会話感が出てて、上手いなあって思いました。

 

② 2話の陸上部のエースである少女の身辺調査のため、その子に話しかけるシーン。

人との会話に慣れていない尚哉が、気さくな陽キャ大学生を演じようとして、むしろ挙動不審になってるのが面白かった。

声のボリュームとトーンがおかしなことになってるのが、テクニカルだなと思いました。

 

③ 高槻先生の誕生パーティーで、みんながハッピーバースデーを合唱する中、若干遅れ気味に探り探りで歌い、拍手する尚哉。

恐らくパーティー的なものが久しぶりであったろう尚哉の不慣れな感じ、でもみんなと楽しさを共有出来て嬉しそうな心情が伝わってくるシーンでした。

 

その他、自宅でベッドから起き上がるときの「んしょっ」とか、座椅子に腰を下ろすときの「んあ~」とか、何気ない動作時の、言語化できない声がすごく上手いと思う。

 

season1に集中しちゃったけど、私は孤独で暗い性格の尚哉が、不意に見せる本来の尚哉らしさが好きなんだよ。

死者の祭りに行く前は、きっと普通に明るい子だったんだよね。

だからふとした瞬間に、本来の尚哉が出ちゃうときがあるんだろうな。

今の尚哉だけでなく、before祭り時代の尚哉まで想像させる神宮寺くんの演技、奥行き深みがあるな。

監督さんや脚本家さんに助けられてるところもあるだろうけど・・・。

 

season2ではそんな尚哉の明るさ、可愛さが大放出。

ダークでハードな世界観で、むしろ尚哉が陽・癒しのポジションを担ってたね。

season1での尚哉の繊細さ優しさを踏襲しながら、明るさ強さも加わって、違和感のないキャラ変だったと思います。

 

コンスタントに役者神宮寺勇太を堪能できた、幸せな4ヶ月だったなあ。

そして「やっぱりこの人、いい役者になる」そんな思いを新たにしました。

仕事が細部まで丁寧。

心と頭脳と技術が併存しているから、神宮寺くんの演技には安定感があるんだと思います。

原作や脚本から受ける印象や、現場の雰囲気を直感的に感じ取れる心。

俯瞰で役を見て、人となりを論理的に組み立てられる頭脳。

自分の思いや、監督さん脚本家さんの思いを的確に表現できる技術。

神宮寺くんはそれらを全て持ち合わせている、ドラマを見てそう感じました。

 

「30代40代になった時に、実力派俳優として評価されているはず」

という勝手な予想を立てて、いわば先物買いのつもりで、今、私は神宮寺くんを応援してるのです。

もちろんキンプリの活動を軸にしての、個人活動っていうのはわかっていますよ。

だからグループ活動と並行して、どうか演技仕事も定期的に続けてほしいな。

一つ一つの経験を糧にして、中年世代になった時、魅力ある役者さんになれると思うから・・・。

 

まあ私、神宮寺くんのお母さん世代なので、いつまで姿を見ていられるか分かりませんが、長生きできるよう頑張るわ(笑)

 

最後に次回予告っぽいことを・・・。

11月11日に舞台を見に行き、更に役者神宮寺勇太の凄味を感じました。

いつになるかわからないけど、時間が十分に取れる時があったら観劇記アップするつもりです。

 

きり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神宮寺くんとバラエティー

今回は神宮寺くんのバラエティー番組での歩みを振り返ってみたいと思います。

 

 

jr時代

jr時代をリアルで見てないのですが、古くからのファンの方が残してくださった記録から、当時を知ることができました。

jrのバラエティーがいくつかあり、神宮寺くんなりに頑張っていたようですね。

大勢いるjrの中から抜きんでるために、幼いなりに考えて「チャラ宮寺」というキャラで行こうと判断したこと。

でもしばらくして、ビジネスキャラが辛くなってきたことを吐露したこと。

何だか微笑ましいです。

そしてprinceとして冠番組がもらえ、「真夜中のプリンス」でバラエティー経験を積んでいったそうです。

 

2018年

2018年5月にデビュー。

デビュー時から私もキンプリを認識し、ライトに出演番組を追っていました。

この年の私の神宮寺くんへの印象は、6人でバラエティーに出てる中、あまり発言せず、話す順番が来てもまともな事を言う人というものでした。

あとから細かく見てみると、ちょいちょい面白いことを言ってはいるのですが、派手にやらないので、さほど目立つこともなく…。

グループバランスを見て、他のメンバーのキャラを際立たせようとしていたのかな?

 

2019年

前半は5人(いわち不在が残念)で出たさんま御殿としゃべくりが印象的だったな。

神宮寺くん前年よりも積極的に発言するようになりました。

メンバーの面白エピソードを、分かり易く補足説明する役割を担っていたね。 

そして宣伝がらみで、神宮寺くんソロでバラエティーにお呼ばれすることが多くなった。

ここから書くことは私のフィルターを通してるので、皆さんは違うふうに見ていたかもしれないし、当のご本人にしてみたら「違うよ!」って感じかも知れないけど・・・。

当時、私が感じていたことを書きますね。 

当時の神宮寺くん、バラエティーで素の自分をどう出したらいいのか迷っているように、私には見えちゃって・・・。

もちろん大きな失敗もなく、他の出演者の邪魔になることもなく、ひな壇の人として合格点のトークはできていたと思う。

でも何となく遠慮がちな感じがして・・・。

メンバーと一緒ならメンバーとの関係性で、自分はこういうキャラで行くっていう判断ができるけど、単独だと自分のキャラ設定がしにくかったのではと推測しました。 

但し、ラジオだと呼ばれた番組の司会者さんとの会話がスムーズで、ソツがないんだよね。

番組のカラーを読んで、トークの質を番組ごとに変えていた、器用な印象。

MCさんと1対1でトークするラジオのスタイルが、性に合ってたのかな。

その空気を読む能力が、テレビバラエティーだとかえってネックになって、自分が何を求められているのか考えすぎてしまっているように見えました。 

以上が2019年の私の思いでしたが、次の年に出された「Laugh&」の歌詞を読むと、やっぱり神宮寺くん、もがいてたのかも知れないなって改めて感じちゃった。

どちらにしても推測・妄想の域を出ませんが(笑)

2020年

この年の1月、神宮寺くんMC番組「名所から一番近い家」放映、以後第3弾まで放映。

回を重ねるごとに、時間帯や尺がランクアップしてったのが嬉しいよね。

あさこさんやスタッフさんが、神宮寺くんの素の良さを引き出してくれて、独自のカラーがこの番組によって確立できたと思います。

おっとりした立ち振る舞い、見ていてほっこりするわあ。

ZIPのレギュラーコーナーではスタッフさんに遊ばれたり、CM(ぷっちょ、セブン)ではボケ役を任されたり。

バラエティーの中での動きが、ずいぶん身軽になったように見えます。

覚醒したというか、一皮むけたというか、そんな感じ。

そこからのじぐざわるいにジングーラ(CM公開は2021年)。

素の神宮寺くんも十分微笑ましく、面白いのですが、じぐざわやジングーラみたいに、特殊なキャラが乗っかってる方が、もしかして動きやすいのでは?

これもまた私感なのですが、そんな気がします。

 

 

2021年~

「名所」第4弾はあるのでしょうか?

ロケ番組だから、今のご時世難しいよね。

ロケのいらない企画にして、神宮寺勇太MC番組存続できないかなあ。

そしてKing&Princeとしての冠番組はできるのか?

業界の事情もあるだろうから、いくらこちらが望んでも叶わないかも知れない。

2021年どうなることやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジングーラに至るまで~ぶっ飛びキャラの軌跡~

”じぐざわるい”そして”ジングーラ”ここ最近の神宮寺くんは、振り切って、おかしなキャラを前面に押し出してきました。

でもここに至るまでにも、少しづつ、その片鱗は見えていたと思います。

今日は私が気づいた範囲で、神宮寺くんが見せてきた、おかしなキャラの軌跡をたどります。

※jr時代にも振り切ったことをやっていたかもしれませんが、当時をリアルで知らず、不勉強なので、今回は書きませんでした。

ご容赦ください。

 

bis(2019.3)

神宮寺くんのソログラビア掲載。

「weird=奇妙な」をコンセプトにしているので、不可思議なシチュエーションのショットが満載。

彫刻を抱きしめたりとか。

スーツケース片手にキメキメのポーズをしてるのに、ケースのファスナーが開いてて、中身が飛び出て、散乱してる状態とか。

なのに写真自体は、笑いを取ろうとしてる風でもなく、いたってファッショナブルな雰囲気。

奇妙な世界観を、神宮寺くんが見事に体現していました。

 

それを見た時、「世にも奇妙な物語」に出てほしいなって思いました。

奇妙な人サイドでも、怯えるサイドでもどっちでもいけそう。

 

神宮寺の起こし方 

シブヤノオト(2020.6放送)内のじぐれんコンビによるコント。

あの時も振り切ってたね。

れんれんと組むと、神宮寺くんの面白さが倍増する気がするんだけど(笑)

コントの相性がいいのかな(私感)。

 

Koi-wazurai特典即興劇

初回特典として入っていたコントビデオ。

その中で神宮寺くん演じる数学部のアイツも、なかなかのキャラでした。

優等生風なのに、クレイジーな言動で周囲を惑わせる役。

キャラが濃いから、目立とうと、やみくもにグイグイ押してるように見えるけど、よく見ると、ちゃんとタイミングを計って芝居している。

他のメンバーの芝居がスムーズに運んでいるときは、じっと様子を見て黙っていて、会話が途切れた時(アドリブ劇だからそういう瞬間がある)スッと入る。

間を作らない役割を果たそうとしていたのでは...。

そして出し引きの調節がうまいなあとも感じました。

 

ぷっちょ対決篇

「外パリ中クニヤ!」の時の声、台詞回し、表情、すべて満点。

挑発的な顔してんのに、見てるこちらは何だか笑っちゃう。

で、前記事にも書いたけど、賀来賢人君に通ずるものを感じちゃうんだよね。

「外パリ中クニャ」の一言に、賀来賢人風味が凝縮されてるように、私は感じました。

 

じぐざわるい

ここで一気に、今までの蓄積を吐き出しましたね。

楽しくなりすぎちゃったのか、この時は若干暴れ過ぎの感があったけど、本来調節能力の高い人だと思うので、外部の人とのコントにお呼ばれしても、十分に対応できるんじゃないかな。

LIFEに出てほしいな。

 

ジングーラ

ついにファンのみでなく、一般におかしな神宮寺くんが放たれた!(笑)

神宮寺くんは、「シンデレラガール」をKing&Princeの名刺代わりと言ってました。

それなら神宮寺勇太個人にとっての名刺代わりは、「ジングーラ」だと私は思うよ。

神宮寺勇太を語る上での、”売り”となるものが出来て良かったなあ。

 

まとめ

正統派王子だけでなく、超コメディにも振り切れるということを世間に提示した2021年初め。

これから神宮寺くんにどんな仕事が来るのか、楽しみです。

 

 

 

神宮寺くんの演技 ① jr時代~2020年

私が神宮寺沼にはまったのは、「部活、好きじゃなきゃダメですか?」が

きっかけ。

つまり、「演技堕ち」なので、今日は神宮寺くんの演技について、私が思うことを書いていきますね。

舞台は残念ながら見れてないので、映像作品に限定しています(※本記事を書いた時点。その後「近代能楽集 葵上 弱法師」を見ることが出来ました。後日記事にしました。よろしければそちらもご覧ください。)

 

1.jr時代

私はリアルタイムで見ていなかったのですが、jr時代から多くの作品に出ていました。

ティアラになってから、探して視聴した次第です。

 

天真爛漫な子、闇を抱えた寡黙な子、ヤンキー・・・など様々なタイプを演じていましたね。

神宮寺くん本人は、

「(jr時代は)本当に何も考えてなかったです。何を考えればいいのかがわからなかったです。」(BARFOUT2019.4より)

とjr時代の自らの演技を振り返ってました。

確かに幼いせいか、台詞回しが固いような・・・。

でも表情作りは、初期の段階から上手くできているように感じます。

自身は「考えてなかった」って言ってるけど、役の芯はちゃんと捉えられていたんじゃないかな。

 

2.部活、好きじゃなきゃダメですか?

2018年の秋クールに放映。

ここで神宮寺くんは、誰よりも練習熱心なのに、才能がない為、万年補欠の窪田役を演じました。

可もなく不可もない平凡な子の役って、素人考えですが、すごく難しそう。

それが本当にナチュラルにできていてね。

クラスにいる、”その他大勢”的な子の雰囲気を上手く出せてたと思うよ。

 

で、更に心をつかまれたのが、まともな子がまともじゃなくなる瞬間の演技。

そのシーンを詳しく説明しますね。

男子部員たち熱望の女子マネージャーがせっかく入ったんだけど、その子がチヤホヤされるばかりで、マネジャーとしての職務をしないのよ。

超真面目な窪田は、そんな態度が許せず、突然ぶっ壊れて堰を切ったように、女子マネに説教し始めるんです。

それがカミナリのような激しさというより、何だか粘着質で(笑)

説教というより、文句をグチグチたらたら。

 

普通の子が時折見せる、ほんのりした狂気が絶妙に表現できていて、俳優・神宮寺勇太の底知れぬ才能を感じた、私にとっては記念碑的作品です。

 

3.うちの執事が言うことには

2019年5月封切りで、公開は「部ダメ」より後なんだけど、撮影はこちらの方が先でした。

ナチュラルな演技の部ダメに比べて、うち執の方は、舞台調のような大きめの演技。


これは、この作品のストーリーに合わせた監督や神宮寺くんの演技プランに寄るものだと

、私は推測しました。

 

設定が超上流階級という非現実的な世界観だったので、監督の方針として、大仰な芝居を付けたのかなと推測。

あと神宮寺くんが「心の内を明かしたくないけど、気づかれたい気持ちもある」と、赤目の心情を捉えていたと語っているので、そのぎこちなさを表すために、あえての不自然な演技だったのかなと解釈。

窪田とも、過去にやった他の役とも全然被らないキャラに仕上がっていて、演技の幅の広さを実感しました。

 

そして、全体を通して、表情はやっぱり良いんだよね。

「表情の人」だと思う。

今後の可能性を感じさせる作品でした。

 

4.ミュージックビデオ

MVって無声でしょ。

そうすると「表情の人」の本領がいかんなく発揮されるわけです。

 

Mazy nightの発炎筒(?)を持ってるシーン。

あんな派手な物持ってるのに、乾いた表情で、感情を失ってる佇まいってどういうこと?

だから逆に怖さと凄味が出たよね。

 

Ⅰpromiseのストーリーバージョン。

神宮寺くんのパートは比較的ストーリー性が薄かったから、演じるの難しかったと思う。

そんな中、表情の変化がそこはかとなくて、日常の1コマ感が良く出せていたと思います。

やりすぎるとわざとらしくなるし、やらなさすぎるとこちらに伝わらないから、さじ加減がちょうどよかった。

 

5.今後の展望

今後の展望っていうより、私の個人的な願いなんだけど。

  • TBS日曜劇場の若手社員役

半沢とか下町ロケットとか、お仕事ものの若手社員役で出てほしい。

半沢1stの時の中島裕翔君、ジャニーズでなく専業俳優だと思った人多かったみたいね。

神宮寺くんもジャニーズ臭を消すことが出来そうなので、ああいうドラマに馴染めると思います。

そして一般層に見つかってほしい。

 

”じぐざわるい”とか、”koi-wazuraiの特典コントを見てると、賀来賢人君に芸風が近いように見える。

間の取り方とか、セリフのテンポとか。

だから福田組の世界観に合うと思うんですよね。

福田組とジャニーズの絡みって、銀魂堂本剛くんしかないから、実際のところ、お呼ばれが難しい事情があるのかな?

 

部ダメの項目で、「普通の人が見せるほんのりとした狂気」について書いたけど、クドカン作品でも、結構そういうシーンに出くわす。

まともな人のまともじゃない瞬間を、神宮寺くんで描いてほしいな。

宮藤さん、ジャニーズを使ってくれること割と多いと思うので、ちょっと期待してもいいかな。